たったひとりのHero

人間にはさまざまな欲求があるが

最上級の欲求が自己超越すること

なりたい自分を超えたい

そのために

社会的に承認されること

マズローの法則

 

社会的に認められ

名声を得たい

多くの人にリスペクトされ

多くの人の人生に影響を与えたい

 

だから

たくさんの時間や労力、資金を使い

人間関係を作り出し、育み、拡大しようと

日々、スマートフォンを握りしめ

画面の向こうの人達に語りかける

 

ひとりひとりには

それぞれの判断基準があり

日々、行動するための判断をして

行動の積み重ねが

現在の自分を作っている

 

巷には

人生を変えるために何をしたらいいか

How to本が出回り

いろんな人が

コーチング、ティーチングを受け

道を切り拓こうと

必死にもがく姿をよく目にする

 

答えはそう簡単ではない

答えは必ずしも明文化されているものではない

 

人はひとりぼっちで産まれてきて

たくさんの人と出会いながら

道を行じながらたくさんのことを学んでいる

 

時には

暗く冷たい洞窟の中に迷い込み

耐え難きを耐えてきた

負の極地に迷いこんだとき

ふと、手を差し伸べてくれる存在に出会ったりする

 

人はたくさんのモノに支えられ

救われている

不思議なチカラが身に満ちて

尋常ではないエネルギーを与えられ

ひとりでは到底できない

広大な世界を創り上げていく

 

多くの賢人たちの自伝を見ても

上手くいかない多くの苦節の上に

成功が成り立っている

 

歴史上の偉人たちの中には

生きている間には全く相手にされず

死後の世に

遅れて評価されることも多い

 

娑婆世界に生きる我々は

そこまで大きなスケール感でなくても

日常の小さな積み重ねの中で

たくさんの苦難の壁にぶち当たる

 

複雑系現代社

カオス化したソーシャルフィールドの海原で

遭難する者が続出している

 

無理して成功しようと

必死にオールを漕いでしまい

風に流され、道標を失う

 

人は何をするか

何に貢献するか

どれだけGiveの精神で生きれるか

表面的なDoばかりがフォーカスされる

 

日本人は苦労が美徳で

社会のため、組織のために

献身的に貢献することで

評価されると固く信じている

 

が、どうだろう。

世界から成長か取り残されている現実を見つめなければいけない

 

昔の時代は必死に働き

寝食を忘れて頑張った

今の若い者は我慢が足りない

弱くなったと

信じて疑わない人々がたくさんいる

 

テクノロジーの進化は世界を変えた

第四産業革命が始まっている

人間の知恵はAIによってさらに進化し

できなかったことがいとも簡単にできる

 

勤勉さだけが武器になる時代は終わった

だが

島国日本の中だけにいると

情報の海に隔たれて

劇的に変わりゆく振動を感じることが難しい

波動を感じるためには

頭のなかを無にして

アンテナ感度を上げることが大切だ

受け取ることができる存在になるために

 

だからこそ

いま、この瞬間苦しんでいる者たち

 

難しいことをやる必要はない

無理をしてもがく必要はない

 

存在しているだけでいい

自分の中の在り方・beingを調律し

自分を覚醒する振動を受け取れるように

 

真の自分に出会うため

 

たったひとりでいい

近くにいなければ

内なるもう一人の自分でもいい

 

たったひとりのHeroになるために